問題25 (リンデン さん)  

△ABCは∠A=135°、∠B=15°AB=2cmを満たすとします。
(1) △ABCの面積を求めてください。
(2) 辺BC上の点Pを∠BAP=60°をみたすようにとるとき、BP:PCを求めてください。
   BP:PC=○:1 とし ○に当てはまる数を求めてください。

答えは小数で表すことにします。小数第4位を四捨五入し、小数第3位まで求めてください。
答えが4.6なら 4.6でも 4.600でもどちらでも正解とします。√があれば それは 小数にしてください。

解答 (1) 0.732   (2) 1.732

(1)

図のように一辺の長さが2cmの正方形CDBEと 一辺の長さが 2の正三角形ABEを組み合わせると
三角形ABCがこの図形の中に埋め込まれていることがわかります。
この三角形ABCの面積は 正三角形ABE+三角形ACE-直角二等辺三角形BCEですから
1/2×2×√3+1/2×2×1-1/2×2×2=√3-1=0.732です

(2)
さらに 条件を満たす点PはAEとBCの交点になっていますから EAの延長とCDの交点をQとすると
三角形CPQと三角形BPEが相似ですから
 BP:CP=BE:CP=CE:CQ 
三角形ECQは90度 60度 30度の直角三角形ですからBP:CP=√3:1=1.732:1となります。

解答2(ナキイルカさんの解答をもとに)


三角形ABCは 直角二等辺三角形ABD と 30度 60度 90度の直角三角形BCDを
重ね合わせたものであるから AD=√2 BD=√2
                   CD=√6  BC=2√2
(1) 三角形ABCの面積=1/2×AC×BD=1/2×(√6-√2)×√2=√3-1
(2) 三角形ACPは角CAP=角CPA=75度の二等辺三角形であるから
   CP=AP=√6-√2  BP=BC-CP=2√2-(√6-√2)=3√2-√6=√3(√6-√2) より
   CP:BP=1:√3

解答3(信三さん みずきさん の解答)

APを延長してそれへのBからの垂線の足をMとし、CからAPへの垂線の足をNとする。
三角形BAMは正三角形の半分で、BA=2だから
MB=3の平方根 「以下で r3 と書く」
AM=1
BCは角ABMの2等分線だから、MP:AP=r3:2
NはAPの中点だから MP:NP=r3:1
r3:1 が 三角形BMPとCNPの相似の比となる。
従って BP:PC=r3:1
また CN=1
三角形ABCの面積は AP*(BM+CN)/2
AP=1×2/(r3+2)=2/(r3+2)
より 2/(r3+2)×(r3+1)/2
これを計算して r3−1 となる。