第31回 問題 (7月5日〜8月4日)
二等辺三角形ABCがあり、AB=AC=5cm BC=6cmとなっています。
この三角形の外接円のひとつの直径をCEとします。
CEとABの交点をDとするとき CD:DEを簡単な整数比で表してください。
解答
図のようにAからBCに垂線を下ろしその足をFとします
またDから辺BCに垂線を下ろし、足をHとします。(別解で使用します)
AFの延長線と円の交点をGとします。明らかにAGは直径となります。
1 直径の長さ
三角形ABFは3:4:5の直角三角形です。
これは直角三角形ABGと相似ですから AB:AG=4:5 よってAG=5×5/4=25/4となります。
別解
方べきの定理から BF×FC=AF×FG よって 3×3=4×FG FG=9/4
よって直径は4+9/4=25/4
2 BEの長さ
三角形BCEは直角三角形ですから 三平方の定理から
BE=√(25/4)^2-6^2=7/4
別解
円の中心をOとするとOF=25/8-9/4=7/8
三角形COFと三角形CEBは相似なので EB=7/4
3 答
CD:DE=三角形ABC:三角形ABE=1/2×6×4:1/2×7/4×3=32:7
別解
2までは上と同じ
3 BHの長さ
三角形BDHは3:4:5の直角三角形なので BH=3x DH=4xとすると
三角形CDHと三角形CEBが相似なので
CH:HD=CB:BEから (6-3x):4x=6:7/4 x=14/39 BH=3x=42/39
4 答
CD:DE=CH:HB=(6-42/39):42/39=(1-7/39):7/39=32:7
別解
2までは上と同じ
3 AEの長さ
三平方の定理からAE=√(25/4)^2-5^2=15/4
4 答
CD:DE= 三角形ABC:三角形ABE=AC×BC:AE×BE=5×6:15/4×7/4=32:7