第26回  問題 (2月5日〜3月4日

二等辺三角形ABCがあり、AB=AC=20cm BC=26cmとなっています。
この二等辺三角形の二つの辺AB,ACと点P 点Qで接する円を描いたところ
AP=8cmとなりました。
このとき この円がBCと交わる点をR,Sとします。
線分RSの長さはいくらでしょうか

解説
図のように補助線を引きます
赤い三角形と緑の三角形は相似になります。
     三角形BPRと三角形CRQにおいて
      角PBR=角RCQ (三角形ABCが二等辺三角形であるから)
      角BPR=角PQR (接弦定理)
          =角CRQ (PQとBCが平行であり錯角の関係)
     よって三角形BPRと三角形CRQは相似になります

そこで対応する辺の比の関係 BR:CQ=BP:CRがわかります
BR=Xとします。CR=26−Xとなります  これを代入すると
 X:12=12:(26-X) となり
 X^2-26X+144=0
 (X-8)(X-18)=0
 x=8,18
 条件から X<13X=8となります 
(X=18は 三角形BPSと三角形CSQの相似う使った時の答えになります。
同じ式が出てきます。)
 

よってRS=26-8×2=10 となります。    

実は三角形RQPとも相似だったりする…

別の解き方

三角形ABHでピタゴラスの定理を使って 
      AH=√(20^2-13^2)=√(33×7)=kとおく
三角形AOPと三角形ABHは相似であるから 
      AO=20×8/k OP=13×8/k=104/k
      OH=k-160/k=(k^2-160)/k=71/k
三角形ORHでピタゴラスの定理を使って 
    HR^2=OR^2-OH^2=(104^2-71^2)/k^2
                =175×33/(33×7)=25
よって HR=5 RS=10