第79回 算数問題 (9月5日〜10月4日)
正8角形の頂点同士を線分で結び正8角形を分割します。
2本の線分を引いたときに3つに分割する方法は何通りありますか。
ただし、各頂点は区別するものとし、2つの線分はその端点を共有しないものとします。
解答1
3つに分割された真ん中の図形について場合分けをする
(3分割された図形のうち2つの線分で囲まれた図形)
場合1 6角形
1−1 辺1→線分→辺3→線分となっているとき
辺1を固定すると図形は1通りのみ よって 8通り
1−2 辺2→線分→辺2→線分
辺2を固定すると図形は1通りのみ よって4通り
場合2 5角形
辺1→線分→辺2→線分
辺1を固定すると図形は2通り よって2×8=16通り
場合3 4角形
辺1→線分→辺1→線分
辺1を固定すると3通り 重複を考えて 3×8÷2=12通り
以上より 8+4+16+12=40通り
解答2
1本の線分の引き方
各頂点から隣り合わない頂点に線を引く方法は 5通り
頂点は8つで 重複がそれぞれ3つあるから 8×5÷2=20 通りある
2本の線分の引き方
20本の線分のなかから2本選ぶので 20C2=190通り
2本の線分が交差する場合
8つの頂点から 4つの頂点を選ぶ方法は 8C4=70通り
4つの頂点を結ぶ四角形の2つの対角線を描くと これは正8角形に2本の線分を交差するように描いていおり
重複せずにすべての場合を尽くしている。
よって70通り
2本の線分が1つの頂点を共有する場合
1つの頂点から 5本の線分が描けるので 頂点ごとに 5C2=10通り 全手の頂点について 10×8=80通り
以上から
190-70-80=40通り