第48回 算数問題 (1月5日〜2月4日

AB=6cm BC=8cm CA=10cm の 三角形ABC がある。半径1の円の中心が この三角形の辺または頂点を中心として

 A→B→C→A と動く時 この円が通過する部分の面積を求めて下さい



解答



三角形ABCの外側の面積と内側の面積とを分けてもとめます。

外側の面積は図の赤い斜線の部分と青い部分の面積になります。

 赤い部分の面積
を3つ集めてくっつけると円になるので 面積は 1×1×3.14=3.14

 青い部分の面積 6×1+8×1+10×1=24

合計 3.14+24=27.14


三角形ABCの内側の面積は三角形ABCから 三角形DEF(D,E,Fは上の図の点のこと)の面積を引くと出てきます。
そのためにまず三角形DEFの各辺の長さを求めます。
D,E,Fから三角形に垂線を引いて 図のように記号をつけます。

三角形ABCと三角形DEFは相似ですから DE=3x EF=4x FD=5xと置くと
AB+BC-AC=6+8-10
(AG'+3x+1)+(1+4x+H'C)-(AG+5x+HC)=4   
 AG'=AG H'C=HCであるから
2x+2=4
x=1

内側の面積は 三角形ABC-三角形DEF=1/2×6×8-1/2×3×4=18

よって 全体の面積は 27.14+18=45.14cm^2となります