第44回 算数問題 (9月5日〜10月4日

あるとき Dさんは某所より 幻の銘酒Aを入手しました。そのまま飲むのはもったいないと思ったDさんは
自分の家にあるお酒Bと混ぜ合わせてのむことにしました。
1 AにBを100g混ぜるとアルコール度数58%のお酒できましたので300g飲みました
2 残りのお酒に更にBを100g混ぜるとアルコール度数51%のお酒ができましたのでこれを100g飲みました。
3 さらに残ったお酒にBを200g混ぜてアルコール度数41%のお酒できましたので全部飲みました

最初にDさんが入手した幻の銘酒Aのアルコール度数は何%だったのでしょうか。また のんべのDさんは何gのお酒を
飲み干したのでしょうか。

解答

2から始めます 残りのお酒を黒丸で表すと下図のようなてんびん図がかけます




    図1  





2では100グラムまぜて100グラム飲むのですから不明な銘酒Aの重さは変わらず 3では次のような図が掛けます




   図2




これを100gにすると


  図3




この図3と 図1を比較すると…
41%でつりあっている紐を51%まで10%つりあいの場所を右に移動すると
銘酒Aは つりあいの場所から 46-41=5 だったものを 58-51=7にしなくてはいけない
つまり 10×100÷(7-5)=500 が 銘酒Aの重さであることがわかります

よって 混ぜたお酒Bの濃度は 図1から (58-51)×500÷100=35 51-35=16 16%であることがわかります。

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ここまでの別解
この説明がわかりにくい時は 方程式で解きます
1次方程式の簡単なものは 算数の範囲としてよいとおもいますので ← 呑さん 算数の範囲としていいんですよね
 銘酒Aの重さを100Mとして お酒Bの濃度は 
図1から (58-51)×100M÷100=7Mから 51-7M
図2から (51-41)×100M÷200=5Mから 41-5M
51-7M=41-5Mから M=5 銘酒Aの重さ 500グラム お酒Bの濃度16%となります
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さてここででてきた重さは まだ 最初の重さではありませんから 最初の状況を考えますと



  図4


最初は上の図4の状況であったことがわかります
このときの銘酒Aの濃度は (58-16)×100÷700=6から 58+6=64% ということになります
以上から Dさんの飲んだお酒の濃度と量は 64% 700+100+100+200=1100g となります。

答えを整数にするため 現実にあわない濃度となったことをお詫びいたします。m(__)m