第1回問題解答
解1 
碁盤の目の道を対角線の位置にある地点へ行く道筋を求める問題の立体版です。
添付図のように1分ごとの道筋の数を書きいれていくと できますね。ある地点へ行
くには、その地点へ上下の移動、左右の移動、前後の移動方法があり、それぞれ
までの道筋の和となりますから、順次何通りあるか出していくとよいわけです。
解2(小杉原 啓 さん)
 上から見て右回りに移動する回数をA、左回りに移動する回数をB、
上下に移動する回数をCとおくと、問題の条件をみたすのは、
(A,B,C)=(6,0,1),(0,6,1),(4.2.1),(2,4,1),(3,1,3),(1,3,3),(2,0,5),(0,2,5)の場合。
よって求める場合の数は、
((7!÷6!)+(7!÷4!÷2!)+(7!÷3!÷3!)+(7!÷5!÷2!))×2=546(通り)。

解3(たなしん さん)
2分後,4分後の位置はA,D,F,Gの4ヶ所となり、
2分後では、Aが3通り,Dが2通り,Fが2通り,Gが2通りである。
4分後では、Aからが同じなので掛け合わせて A9,D6、F6。G6
      DからはAが2通り,Dが3通り,Fが2通り,Gが2通りと
      なるので掛け合わせると     A4,D6,F4,G4
      Fからは同じ様なパターンで   A4,D4,F6,G4
      Gからは同じく         A4,D4,F4,G6
となり、合計でA21通り,D20通り,F20通り,G20通りである。
最後に5、6、7分後の移動を考えると
Aからは、B,C,Eの3方向共に2通りあるので合計6通りとなる。
Dからは、B,Cは2通り、Hは3通りあるので 合計7通りとなる。
F,Gも同じかたちになりますので     各々合計7通りとなる。
以上を掛け合わせて、Aが126通り,Dが140通り,Fが140通り
,Gが140通りとなるので、総合計は546通りとなりました。

解4 (teki さん)この解答は見事です。私のお気に入りです。
この問題、「ゲームで最初にコインを全て表にして、7手で全てを
裏返す方法は何通りあるか?」あるいは「(0,0,0)を7手で(1,1,1)
にする方法は何通りあるか?」という問題に置き換えて考えました。
これを算数でいうと…
5、1、1パターン:6×7×3=126
最初に11111という数字を考え、そこに2を加えて6桁の数字を作る
方法は6通り この6桁の数字に3を加えて7桁の数字にする方法
は7通り これが3通りあるので、126通り
3、3、1パターン:20×7×3=420通り
最初に111111という6桁の数字を考え、その内3つを2に置き換える
方法は20通り そこに3を加えて7桁の数字を作る方法は7通り
これが3通りあるので、420通り つまり、1手、1手、5手の場合が
7!÷5!×3=126通り、1手、3手、3手の場合が、7!÷3!÷3!×3=420通り
で、合計546通りです。
数学では
1手、1手、5手の場合が7!÷5!×3=126通り、
1手、3手、3手の場合が、7!÷3!÷3!×3=420通りで、
合計546通り ということになりますね。

解5 (tomh  さん)
この解答には頭を殴られました。なぜこれで出るのかあとでゆっくり
考えたいと思います。

行列を使って解きました。
つながっているところは”1”、いないところは”0”とした
8次の正方行列を作って7乗しただけです。例えば、

A-B-C

という図なら、

  ABC
A 010
B 101
C 010

という行列になります。
そして、1ステップごとにべき乗を計算していくだけです。