Langleyの問題

タイプ21

d−a=e と 正三角形DO□による証明
凾aCDの外接円の中心をO,円と直線BAの交点をF, 円と直線CAの交点をGとします。
補題1 d−a=eのとき∠AOB=c(c<90) または ∠AOB=180−c(c>90)

証明
弧GFに対する円周角=弧GDに対する円周角-弧FDに対する円周角
             = d-a = e(仮定より)
             =弧BCに対する円周角
より 弧GF=弧BC
このことから 弧GCの長いほう=弧GF+弧FC
                   =弧BC+弧FC
                   =弧BFの長いほう
その中心角を考えると ∠FOB=∠GOC
よって 凾aOF≡凾bOG

三角形AFGと三角形ACBにおいて
 FG=CB (上に記した弧GF=弧BCより)
 ∠GFA=∠BCA (円周角)
 ∠FGA=∠CBA(円周角)
より △AFG≡△ACB
よって AG=AB

三角形OAGと三角形OABにつついて
AG=AB OA共通 OG=OBより
三角形OAG≡三角形OAB
よって ∠AOG=∠AOB

ところで ∠GOBは弧GBに対する円周角であるから 2c または360-2c
よって∠AOB=c または 180-cとなる

タイプ21-1

a=30、c=270-3b d=b-30 のとき  f=90-b  

e=180-b-c-d=b-60=d-aより タイプ21の条件をみたす



b=70として
240  a=30 b=70 c=60 d=40 f=20
b=80として 
241  a=30 b=80 c=30 d=50 f=10
の2つが出ます














∠FOG=弧FGに対する中心角=弧BCに対する中心角 (上の補題から 弧GF=弧BC)
    =2e=2b-120
∠OGA=∠OGBー∠CGB
    =(180-∠GOB)/2-e     (三角形OGBは二等辺三角形)
    =(180-2c)/2-e
    =2b-120
よって OF//AG

三角形AGFと三角形GAOについて
∠GAF=∠BAC=180-a-b-c=180-30-b-(270-3b)=2b-120=∠AGO
AG共通
∠AGF=180-∠GAF-∠GFA=180-(2b-120)-c ∠GAO=180-∠OGA-∠GOA=180-(2b-120)-c
よって△AGF≡△GAO
GF=AO

△AODと△GFDについて
AO=GF (上のことから)
 ∠GFD=180-∠GCD=210-b
 ∠AOD=∠AOG+∠FOD+∠FOD=c+2d=21-b
よって ∠GFD=∠AOD
OD=FD (三角形OFDは正三角形)
よって △AOD≡△GFD
AD=GD

三角形GDAは二等辺三角形となるから ∠GDA=180-2×∠DGA=180-2b
∠ADB=∠GDB-∠GDA=c-(180-2b)=90-b

タイプ21-2

a=30、c=3b-270 d=240-2b のとき  f=b-90  

e=180-b-c-d=210-2b=d-aより タイプ21の条件をみたす





b=100として

244  a=30 b=100 c=30 d=40 f=10
がでます















補題より ∠GOA=c=3b-270
補題の証明の中から ∠FOG=2e=2(180-b-c-d)=420-4b
よって∠FOA=150-b ...@
四角形DFBCは円に内接しているので ∠DFA=180-c-d=210-b
三角形OFDは正三角形なので∠DFO=60
よって書くOFA=210-b-60=150-b  ...A
@Aより 三角形OFAは二等辺三角形
よって OA=FA  ...B

三角形DFAと三角形DOAについて
DF=DO (三角形DOFは正三角形)
Bから FA=OA
DAは共通
よって三角形DFA≡三角形DOA
∠ADO=60/2=30である

四角形DBCOについて ∠DOCの大きいほう=2b
∠DOCの小さいほう=360-2b
三角形ODCは二等辺三角形であるから∠ODC=(180-(360-2b))/2=b-90
∠BDC=e=210-2b
よって∠ADB=30-(b-90)-(210-2b)=b-90


タイプ21-3

a=30、c=b+90 d=60-b のとき  f=90-b  

e=180-b-c-d=210-2b=d-aより タイプ21の条件をみたす






b=10として
191  a=30 b=10 c=100 d=50 f=80
b=20として
209  a=30 b=20 c=110 d=40 f=70
がでます









三角形OFDは正三角形

∠BCD=c+d=150 より ∠BODの大きいほう=300
∠BOCの小さいほう=60
よって三角形OBDは正三角形
AはODの垂直二等分線上にあるから三角形AOB≡三角形ADB
∠ADB=∠AOB=180-c (補題より)=90-b


タイプ21-4

b=2a-180、c=a-60 d=210-a のとき  f=30  

e=180-b-c-d=210-2a=d-aより タイプ21の条件をみたす




a=100 として 
350  a=1000 b=20 c=40 d=110 f=30
がでます














角BCD=c+d=150より 角BODの大きいほう=300
よって三角形OBDは正三角形

補題より角AOB=c=a-60
角ABO=a-60
よって三角形OABは二等辺三角形で OA=BA

三角形OAB≡三角形BADとなるから 角ODA=角BDA=30度
よってf=30となる

タイプ21-5

b=2a、c=a+120 d=30-a のとき  f=30  

e=180-b-c-d=30-2a=d-aより タイプ21の条件をみたす



a=10 として 
51番 a=10 b=20 c=130 d=20















角BCD=b+c=150より 角BODの大きいほう=300
よって三角形OBDは正三角形
補題より 角AOB=180-c=60-a
角OBA=角OBD-a=60-a
よって 三角形OABは二等辺三角形

三角形OAD≡三角形BADとなり 角ADB=30度 となる

タイプ21-6
b=a/2、c=120-a/2 d=30+a/2 のとき  f=90-a/2
e=180-b-c-d=30-a/2=d-aより タイプ21の条件をみたす



a=20 として

112番 a=20 b=10 c=110 d=40 f=80

a=40 として

256番 a=40 b=20 c=100 d=50 f=70








角BCD=c+d=150より 角BODの大きいほう=300 よって三角形OBDは正三角形

角OBC+角BCA=60+b+c=180より OB//CA
補題より 角AOB=180-c=60+a/2
角OBC=60+b=60+a/2
よって 四角形OBCAは等脚台形 
よって OA=CB
三角形OADと三角形BCDは
 OD=BD 角AOD=角DBC=a/2 OA=BC
より 合同となり 角ADO=角BDC=e=30-a/2

よってf=e+60=a/2+60

タイプ21-7
b=2a、c=120-a d=30 のとき  f=30
e=180-b-c-d=30-a=d-aより タイプ21の条件をみたす

a=10 として

48番 a=10 b=20 c=110 d=30 f=30

a=20 として

159番 a=20 b=40 c=100 d=30 f=30


d=30より 角GOD=60
三角形ODGは正三角形

角OGA=角OGD-角CGD=60-2a
角BAC=180-a-b-c=60-2a
よってAF//OG

三角形OAD 三角形GFD
角AOD=角AOG-60=180-c-60=120-c=a (補題より)
角FGD=a より 角AOD=角FGD

これから 角AOG=角FGO=60+a
四角形OAFGは等脚台形
よって OA=FG

三角形OAD 三角形GFD
について OA=GF
角AOD=角FGD=a
OD=GD
より三角形OAD≡三角形GFD

f=角BDG-角ODG-角ODA=c-60-角GFD=c-60-e (補題より BC=GF)
=120-a-60-(30-a)=30

タイプ21-8
b=a/2 c=120+a/2 d=30 のとき  f=30
e=180-b-c-d=30-a=d-aより タイプ21の条件をみたす

a=20 として

115番 a=20 b=10 c=130 d=30 f=100













角d=30度より角GOD=60
三角形ODGは正三角形

AOG=180-c=+60-a/2 (補題より)
角AGD=60-b=60-a/2
よって三角形OAGは二等辺三角形

角AOD=角DOA-角AOG
角AGD=角DGO-角AGOより 角AOD=角AGD
AO=AG     DO=DG
よって三角形OAD≡三角形GAD
角ADO=角ADG=30度
f=角ADB-角ADO=c-30=90+a/2



タイプ21-9
b=a/2+90 c=30+a/2 d=30 のとき  f=a/2
e=180-b-c-d=30-a=d-aより タイプ21の条件をみたす

a=20 として

177番 a=20 b=100 c=40 d=30 f=10







d=30より 角GOD=60
三角形ODGは正三角形

角AOG=c=30+a/2
角AGO=角AGD-角OGD=b−60=a/2+30
よって 角AOG=角AGO
三角形AOGは二等辺三角形
ADはOGの垂直二等分線になり角ADO=30度

一方 三角形OBDにおいて
角DOB=2(c+d)=120+a
角BDO=(180-角DOB)/2=30-a/2
f=角ADO-角BDO=a/2

タイプ21-10
b=30 c=90+a d=30 のとき  f=2a
e=180-b-c-d=30-a=d-aより タイプ21の条件をみたす

a=10として
66番 a=20 b=30 c=100 d=30 f=20
a=20 として
149番 a=20 b=30 c=110 d=30 f=40








角GOD=2d=60より三角形DOGは正三角形
角DOC=2b=60より三角形DOCは正三角形
明らかに 凾`OC≡凾`DC
AOG=180-c(補題)より 角AOD=180-c-60=30-a
AGはODの垂直2等分線であるから 角ADO=30-a
f=角GDB-角GDO-角ODA=c-60-(30-a)=2a



***********************以下未整理
●正三角形DOC、のとき(b=30):
【bR35、f=40;bR45、f=20;(c+3e=90);⇒AB//OC,凾`OD≡凾aCD,f=60−2e】;
【bR52、f=20;(2a−d−c=60);⇒凾`OD≡凾`CD,f=30−e】;
【bU9、f=20;(a+d=30);⇒凾`OD≡凾`CD,f=30−e】;