70000アクセス記念問題 (12月12日〜


三角形ABCにおいて各頂点から対辺に垂線を下ろすと 3本の線分は1点で交わります(垂心といいます)
それぞれの足を図のようにP,Q,Rとします。
AC=30cm PC=10cm 角BAC=45度のとき PQ+QR+RPを求めてください。

 解答


上の図で同じしるしのついてる角度は全部等しいのです。
三角形AOQと三角形BOPにおいて
 角AQO=角BPO=90度
 角AOQ=角BOP 対頂角
よって 角OAQ=角OBP

四角形BPORにおいて 
角BRO=角BPO=90度であるから BOを直径とする円周上に
点P,Rが乗っかっている。
よって 角OBP=角ORP (同一円周上の点についての円周角)

四角形AROQにおいて
角ARO=角AQO=90度であるから AOを直径とする円周上に
点Q,Rが乗っかっている
よって 角OAQ=角ORQ

そこで辺ABに関して三角形APRを対象移動すると
角O'RP'=角ORP=角OQRとなるからP',R,Qは同一直線上にあることがわかる。
また PR=P'Rであることも明らかである。

同様にPQ=P'Qであるから
PQ+QR+RP=P'P''となる。

そこで三角形AP'P''について考えると
角P'AP''=2×角BAC=90度
辺AP'=AP''=AP=√(30^2-10^2)=20√2の直角二等辺三角形となっているので
P'P''=20√2×√2=40となる。