40000アクセス記念問題 (3月22日〜4月22日)
正三角形ABCの内側が鏡のようになっているとします。頂点Aから発した光が辺BC上で反射し、次に辺AB上で反射し、以下同様に
反射を繰り返しある頂点に達しました。ただし CP:PB=40000:1であるとします。さて、次の問題に答えてください。
(1)反射は辺上で何回起こりましたか
(2)進んだ距離はAPの長さの何倍ですか
(3)最後にどの点に到達しましたか
正三角形ABCの内側が鏡のようになっている というのは 辺上で反射するときに 入射角と反射角が等しくなるように
反射する という意味です
解答
上の図のように正三角形をたくさん並べます。光の反射の時に良くやるように 対称移動した正三角形の内部を光が直進すると
考えるわけです。
CDがABの40000倍になるように並べると三角形ABPと三角形DCPは相似で相似比が40000:1となります。
このことによって
(2)進む距離は AP:DP=1:40000であるからAPの4001倍であることがわかります
次に ADと 各辺の交点の数を求める事によって反射の回数がわかります
左のほうからひっくり返った正三角形CBAと2回交わっています(CBと BA)
次のひっくり返った正三角形ABCと2回(ACと CB)
というように40000個のひっくリ返った正三角形と2回づつ交わっていますので40000×2=80000回反射してるようです。
しかし最後のひっくり返った正三角形とは 1回交わり最後の1回はDに到達するので
(1)の解答は 80000-1=79999回 となります。
(
3)最後にDは A,B,Cのいずれかを決定いたします。
上の図のCDを見てみます
Cから正三角形の一辺分右の点はAです
Cから正三角形の二辺分右の点はBです
Cから正三角形の三辺分右の点はCです
Cから正三角形の四辺分右の点はAです
Cから正三角形の五辺分右の点はBです
Cから正三角形の六辺分右の点はCです
…
ということで 一辺の長さの3の倍数辺分右の点はC
(一辺の長さの3の倍数+1)辺分右の点はA
(一辺の長さの3の倍数+2)辺分右の点はB
ということがわかり 40000=3×13333+1ですから
Dは実はAであることがわかります。